赤ちゃんができない原因とは(東洋医学的な視点)

赤ちゃんができない原因とは(東洋医学的な視点)

日本産科婦人科学会によると、妊娠しにくい原因として、排卵の異常・卵管の異常・子宮頸管の異常・子宮の異常などが挙げられています。原因はひとつとは限らず、複数が重なっていることもあります。これらの診断・治療は医療機関でのみ行うことができ、当院の鍼灸施術は医療行為の代替となるものではありません。まずは婦人科での検査を受け、原因を確認することをおすすめします。

排卵のトラブル

卵巣内で卵胞が十分に発育しても、排卵がスムーズに起こらないケースがあるとされています。

卵管のトラブル

卵管がふさがっていたり狭くなっていたりすると、卵子と精子が出会えず受精が成立しにくくなるとされています。

子宮頸管のトラブル

子宮頸管から分泌される粘液の状態が良くないと、精子が子宮内に入りにくくなるとされています。

子宮のトラブル

子宮内膜の厚さは、着床のしやすさに関わる要素のひとつとされ、一般的に8mm以上が目安とされることがあります。ただし、厚さだけが妊娠の決定要因ではなく、4〜6mm程度でも妊娠に至るケースも報告されています。気になる場合は婦人科での検査をおすすめします。

妊娠を妨げる原因

卵子の老化

卵子の質や数は年齢とともに変化するとされ、30歳以降で妊孕性が低下する傾向が報告されています。個人差が大きいため、気になる方は婦人科でAMH検査等についてご相談いただくことをおすすめします。

冷えが原因

検査で原因がはっきりしない場合に、冷えが関係している可能性を指摘する声もありますが、西洋医学では冷えと不妊の因果関係は明確には解明されておらず、査読された臨床エビデンスとして確立されたものではありません。東洋医学では伝統的に重視されてきた考え方です。

当院の施術の流れ・通院頻度

初回はカウンセリングで体質や生活リズム、現在の通院状況をお伺いします。そのうえで、鍼灸を中心に、その日の体調に合わせた施術を行います。継続的なケアをご希望の場合は、月2〜4回程度のペースを目安にご案内していますが、通院中の医療機関の治療方針がある場合は、そちらを優先してご相談ください。効果を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。なお、通院回数やペースはご来院者様の体質・ご希望に応じてご案内するものであり、妊娠のしやすさや不妊症状の改善を目的とした回数設定ではありません。

東洋医学・鍼灸から見た体づくり

セルフケアや鍼灸でのケアをご検討いただく場合も、気になる症状があるときはまず婦人科など医療機関にご相談いただくことをおすすめします。

東洋医学の考え方

東洋医学では、冷えは「気・血」のめぐりの滞りと関わりが深いと考えられています(伝統的な考え方であり、科学的な効果が証明されているものではありません)。当院では、体質や生活リズムをヒアリングしたうえで、そうした東洋医学的な観点から施術内容を組み立てています。

セルフケアに使えるツボ

ご自宅でも取り入れやすいツボを2つご紹介します。三陰交(内くるぶしから指4本分上)は、東洋医学において体を温めるツボの一つとして紹介されることが多いツボで、指の腹で優しく押す、または温めるのがおすすめです。関元(おへそから指4本分下)もお腹の冷え対策として使われることが多いツボです。強く押しすぎず、心地よい強さで行ってください。妊娠中の方や体調がすぐれない時の刺激は避け、心配な場合は担当鍼灸師にご相談ください(三陰交・関元はいずれも東洋医学の伝統的な書籍・文献に基づいて紹介されるツボであり、特定の症状の改善や治療効果を保証するものではありません)。

鍼灸・インディバという選択肢

当院では、鍼灸に加えてインディバ(高周波温熱機器)を組み合わせたケアもご用意しています。インディバはメーカー公表情報によれば体の深部に温感を与えるとされる高周波温熱機器で、冷えが気になる方のめぐり・温めのサポートとして、選択肢のひとつとしてご案内しています。不妊症状の改善効果について確立されたエビデンスがあるものではありません。なお、鍼灸・インディバは不妊症そのものの治療を目的とした施術ではなく、体調管理の一環としてのご案内です。体感には個人差があり、医学的な効果を保証するものではありません。

よくある質問

Q. 赤ちゃんができない原因として多いものは何ですか?
日本産科婦人科学会によると、排卵の異常・卵管の異常・子宮頸管の異常・子宮の異常などが主な原因として挙げられています。原因はひとつとは限らず、まずは婦人科での検査をおすすめします。

Q. 子宮内膜はどのくらいの厚さがあれば着床しやすいですか?
一般的に8mm以上が目安とされることがありますが、厚さだけが決定要因ではなく、4〜6mm程度でも妊娠に至るケースが報告されています(日本産科婦人科学会や不妊治療専門医療機関の公開情報を参考にしています)。気になる場合は婦人科での検査をおすすめします。

Q. 検査で原因不明と言われましたが、冷えが関係していますか?
冷えが関係している可能性を指摘する声もありますが、西洋医学では冷えと不妊の因果関係は明確には解明されていません。東洋医学では伝統的に重視されてきた考え方です。

Q. 卵子の老化は何歳頃から影響しますか?
卵子の質や数は年齢とともに変化するとされ、30歳以降で妊孕性が低下する傾向が報告されています。個人差が大きいため、気になる方は婦人科でAMH検査等についてご相談いただくことをおすすめします。

Q. 冷え対策になるとされるツボはありますか?
三陰交(内くるぶしから指4本分上)や関元(おへそから指4本分下)は、冷え対策のセルフケアとしてよく使われるツボです。心地よい強さで優しく押す、または温めるのがおすすめです。妊娠中の方や体調がすぐれない時の刺激は避け、心配な場合は担当鍼灸師にご相談ください(伝統的な考え方に基づくセルフケアであり、効果を保証するものではありません)。


【参考情報源】

  • 公益社団法人 日本産科婦人科学会「不妊症」
  • 日本産科婦人科学会ARTデータブック、子宮内膜厚に関する不妊治療クリニック公開情報
  • 冷えと不妊に関する専門家見解
  • 卵子の老化と年齢に関する複数の生殖医療機関公開情報

不妊・妊活の鍼灸治療について
この記事は「不妊・妊活の鍼灸治療」の関連コンテンツです。ハリニー鍼灸治療院(恵比寿・銀座)の妊活鍼灸の全体像・施術内容・通院の目安は、不妊・妊活の鍼灸治療(総合案内)はこちら

【本コラムの監修】

鍼灸師 飴本文子

ハリニー鍼灸治療院/鍼灸師 飴本文子

国家資格登録番号
はり師 第13878号
きゅう師 第24519号

・当院について
鍼灸治療では、頭の鍼と経絡治療を用いた本格的な鍼灸施術を行います。身体が本来持っている回復力を高め、バランスが崩れた身体が元に戻るためのお手伝いをします。局所の施術だけでなく、触診や視診を重視する伝統的な診察方法で全身の状態を観察し、身体と対話をしながら、日本人の体質に合わせた鍼灸治療を心掛けております。

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