夫婦で取り組む妊活鍼灸

夫婦で取り組む妊活鍼灸

まず医療機関での検査を

妊活は女性だけでなく、パートナーである男性側の要因が関わっていることも少なくありません。原因を知るためには、まず泌尿器科や不妊治療クリニックでの検査を受けることをおすすめします。当院での鍼灸ケアは、検査や治療の代わりになるものではなく、体調を整えるサポートとしてご活用いただくものです。

ストレスと体温低下

過度なストレスは自律神経のバランスに影響し、体温の低下につながることがあるとされています。体温の低下は、男女ともに体調管理の面で気にかけておきたいポイントのひとつです。

体温を上げる/内臓を温める

ヒハツというスパイスを1日1g・2週間継続して摂取したところ、内臓温度が上昇したという報告が複数のメディアで紹介されています。個人差があり、当院での施術効果を示すものではありません。毛細血管は全身の血管の大部分を占め、加齢とともに減少しやすいとされ、60代では20代と比べて4割前後減少するという報告もあります。

男性不妊の原因

WHOの報告によると、不妊の原因は男性のみに原因があるケースが約24%、女性のみが約41%、男女両方に原因があるケースが約24%とされ、男性側の要因も半数近くに関わっているとされています。日本では、検査や治療の経験がある夫婦は約5.5組に1組にのぼるとされています。

精子ができるまでの期間と当院の施術の流れ

精子は精巣の中で段階を経て作られ、成熟して体外に送り出されるまでに約2〜3ヶ月程度かかるとされています。生活習慣の見直しは、短期間ではなく数ヶ月単位の視点で見ていただくことが一般的とされています。鍼灸によるケアをご希望の場合も、同様に数ヶ月単位でご案内していますが、これは体調管理としてのご案内であり、精子の状態や妊娠の可能性を改善・保証するものではありません。当院では、月2〜4回程度のペースを目安にご案内していますが、通院中の医療機関の治療方針がある場合は、そちらを優先してご相談ください。感じ方には個人差があります。

東洋医学・鍼灸から見た妊活へのアプローチ(夫婦で取り組む)

セルフケアや鍼灸でのケアをご検討いただく場合も、気になる症状があるときはまず婦人科・泌尿器科など医療機関にご相談いただくことをおすすめします。

東洋医学の考え方

東洋医学では、体づくり全般において「腎」の働きや「気・血」のめぐりが重視されると考えられています(伝統的な考え方であり、妊活・不妊への科学的な効果が証明されているものではありません)。当院では、こうした考え方を参考にしながら、お二人それぞれの体質や生活リズムに合わせて施術内容を組み立てています。

セルフケアに使えるツボ

男性向けにご自宅でも取り入れやすいツボを2つご紹介します。中極(恥骨の上、おへそから指幅5本下)と命門(腰椎3番棘突起下、おへその真裏あたり)は、東洋医学において体を温めるツボとして紹介されることが多いツボです。指の腹で優しく押す、または温めるのがおすすめです。強く押しすぎず、心地よい強さで行ってください。体調がすぐれない時の刺激は避け、心配な場合は担当鍼灸師にご相談ください(いずれも伝統的な東洋医学の考え方に基づいて用いられるツボであり、特定の症状の改善や治療効果を保証するものではありません)。

鍼灸・インディバという選択肢

当院では、鍼灸に加えてインディバ(高周波温熱機器)を組み合わせたケアもご用意しています。インディバはメーカー公表情報によれば体の深部に働きかけるとされる高周波温熱機器で、冷えが気になる方のめぐり・温めのサポートとして、選択肢のひとつとしてご案内しています。なお、鍼灸・インディバは不妊症そのものの治療を目的とした施術ではなく、体調管理の一環としてのご案内です。体感には個人差があり、医学的な効果を保証するものではありません。

よくある質問

Q. 不妊の原因は男女どちらにあることが多いですか?
WHOの報告では、男性のみに原因があるケースが約24%、女性のみが約41%、男女両方に原因があるケースが約24%とされ、男性側の要因も半数近くに関わっているとされています。まずは泌尿器科・不妊治療クリニックでの検査をおすすめします。

Q. 精子ができるまでにはどのくらいの期間がかかりますか?
精子は精巣の中で段階を経て作られ、体外に送り出されるまでに約2〜3ヶ月程度かかるとされています。生活習慣の見直しは、短期間ではなく数ヶ月単位で見ていくことが大切だと考えられています。

Q. 妊活の鍼灸は夫婦一緒に受けたほうがいいですか?
必須ではありませんが、多くの方がお二人で通われています。原因や体調管理はお互いに関わることが多く、二人で取り組むことで気持ちの面での支えになったと感じる方もいらっしゃいます(個人の感想であり、効果を保証するものではありません)。

Q. 不妊治療クリニックに通いながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
多くの方が併用されています。現在の治療方針や検査結果を教えていただければ、それに配慮した施術内容をご提案します。心配な場合は主治医にもご相談ください。

Q. 男性の妊活セルフケアに使えるとされるツボはありますか?
中極(おへそから指幅5本下)や命門(おへその真裏あたり)は、東洋医学において体を温めるツボとして紹介されることが多いツボです。心地よい強さで優しく押す、または温めるのがおすすめです(伝統的な考え方に基づくセルフケアであり、効果を保証するものではありません)。


【参考情報源】

  • 世界保健機関(WHO)の不妊原因統計
  • 厚生労働省の不妊治療に関する各種調査・報告
  • ヒハツと内臓温度に関する複数のメディア・健康情報サイトで紹介されている研究報告
  • 毛細血管(ゴースト血管)・体内細胞数に関する複数の医療・製薬会社公開情報
  • 精子形成期間に関する生殖医療分野の複数の専門情報源

不妊・妊活の鍼灸治療について
この記事は「不妊・妊活の鍼灸治療」の関連コンテンツです。ハリニー鍼灸治療院(恵比寿・銀座)の妊活鍼灸の全体像・施術内容・通院の目安は、不妊・妊活の鍼灸治療(総合案内)はこちら

【本コラムの監修】

鍼灸師 飴本文子

ハリニー鍼灸治療院/鍼灸師 飴本文子

国家資格登録番号
はり師 第13878号
きゅう師 第24519号

・当院について
鍼灸治療では、頭の鍼と経絡治療を用いた本格的な鍼灸施術を行います。身体が本来持っている回復力を高め、バランスが崩れた身体が元に戻るためのお手伝いをします。局所の施術だけでなく、触診や視診を重視する伝統的な診察方法で全身の状態を観察し、身体と対話をしながら、日本人の体質に合わせた鍼灸治療を心掛けております。

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